レビュー

天満敦子リサイタルーゲスト福井敬

2007年9月30日（日曜日）　午後二時開演　紀尾井ホール

福井さんがゲストという事で、天満さんとのコラボレーションがたっぷり？と思っていったら、前半は福井さんの歌のプログラム。後半が天満さんの世界。となっていて、福井さんの「愛のあとに」（フォーレ）のときに１曲だけ天満さんのバイオリンが入ったきりでしたが、それは、それで歌もたっぷり、バイオリンもたっぷり。2つのコンサートを一緒に楽しめた感じでした。

福井さんは絶好調、天満さんが福井さんを、「この紀尾井なら大丈夫だと思いますが、まるで壁が崩れ落ちてくるぐらいの迫力ある声で、私はリハーサルのときからすっかり魅せられてしまいました。」と紹介しておられました。まさに、そのとおりで私は２階で聞いていて、ホール全体が鳴っているのを体感しました。福井さんのプログラムも日本歌曲あり、イタリア歌曲あり、オペラアリアありと、どの人も、自分の一番好きな曲を歌ってくれた！と思えるような選曲でした。