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CDの感想(皆様から)

(2011年3月 8日 09:30)

★早速CDを聴かせていただいて、今まで永い間使っていた日本語が、こんなに美しいことばだったと始めて気付かされました。一曲一曲に心を込めてうたわれている思いが感じられ、いつ迄も聴いていたい気分になりました。大好きな落葉松がトップに入っていて、思わずうれしくなりました。

早大オープンカレッジのオペラ鑑賞の講座を受講した際、江川紹子さんが講師にいらして「福井さんの声は、まるで天から降って来る様な」と表現されましたが、まさしくそういう感じがぴったりのお声です。オペラでいつも舞台の役で来褪せていただいていたので、やはりオペラの方という遠い存在でしたが、コンサートに伺う様になり、何かとても身近に感じられる様になりました。これからも、健康に留意されて、ずっとずっといつまでも歌い続けてくださいますことを願っております。(T)

★福井敬さんのCD「悲しくなったときは 福井敬、日本を歌う。」を聴きました。あまりに素晴らしくて涙をボロボロ流しながら聴きました。
 
聴き終わった後、見慣れているはずの周りの風景が鮮やかになり、山や川や草花が輝きだしました。日本の風景が強烈に美しく思えるようになりました。
 
こつこつ地味にまっとうに暮らす生活が、心底貴く感じました。
 
辛く悲しい歌がこんなにも心に寄り添い、安心させてくれることに気づき、それほど生きていくのに大変な時代があったのだということを実感できました。昔の日本歌曲を聴いて口ずさめる親たちの世代に尊敬の念を覚えました。
父や母やおじやおばに貧しい中から苦労して働き続けてきた暮らしがこんなに感動的な歌になったとぜひ聴かせてあげたいです。CDをプレゼントするつもりです。
 
「美」は心が晴れ晴れして、気持ちが良くて、心を満たしてくれるものですね。福井さんの歌のような美しい日本に暮らしているのだから、今はこれ以上何も望むものはありません。最後の歌「見上げてごらん夜の星を」の「ささやかな幸せ」の大切さがこのCD全曲を通して胸に染み渡りました。コンサートの感動とはまた別に、このCDは完成した芸術品です。毎日、大切に聴いています。ありがとうございました。 (Y)