一番前の席に座ったら、福井敬さんの声が天井に響いて

キラキラ降ってきました。

美しい声が体にしみ渡り、涙がこみ上げてきました。

福井さんの日本歌曲を聴くと、いつもは思い出さない

子どもの頃の風景を思い出してこれもひとつの楽しみです。

後半は、「ガラリと変わって」と福井さんがおっしゃる通りに

美しい自然の風景に宝石で着飾った白馬の王子が乱入してきたかのように

全く違う世界に変わり、輝く声に一気にテンションがあがりました。

私は福井さんのモーツァルトを聴くと、

なぜだか２０歳頃の気持ちが蘇って、ワクワクします。

後半はオペラのアリア特集。

大変お得な気持ちでそれぞれのオペラの世界に浸ることができました。

会場を出ると花が咲き乱れる春

世界は色鮮やかで美しい。

２０歳の心に生まれ変わって元気に帰宅しました。（YY）

プログラム

木兎　　　　 　　三好達治・中田喜直

この道　　　　　北原白秋・山田耕筰

からたちの花　北原白秋・山田耕筰

松島音頭　　　　北原白秋・山田耕筰

乳母車 　　　　　三好達治・木下牧子

雨ニモマケズ　　宮澤賢治　　　（朗読）

星めぐりの歌　　　宮澤賢治

死んだ男の残したものは　谷川俊太郎　武満徹

小さな空　　　　　武満徹

休憩

オペラ《ばらの騎士》より「固く武装せる胸持て」　R・シュトラウス

オペラ《魔笛》より「なんと美しい絵姿」　モーツァルト

オペラ《カルメン》より「おまえの投げたこの花は」　ビゼー

オペラ《トスカ》より「妙なる調和」「星は光りぬ」　プッチーニ

アンコール

落葉松

誰も寝てはならぬ