各界のトップ・ランナーが集ったプロジェクト シューベルトの水車小屋の娘の日本語訳詞ヴァージョンのライブ披露である。
火花飛び散る展開というべきか。横山の超絶技巧に福井のオペラティックなワグネリアンな唯我独尊世界 聞き応えがあった。
日本語で歌われる快活な青年の恋の喜びと苦しみ 絶望 諦観 昇華がリアルに迫ってくる。ドイツ語とは別物と思って聞くべきだ。アンコールは魔王 これは超絶すばらしかった。
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冒頭のアヴェ・マリア あまりにもパワフルでぶっ飛んだ。 ワーグナーチックなアヴェ・マリア とても素敵です。
横山さんのシューベルトの即興曲の前に長大なトーク。とても楽しんだ。横山さん 多分生演奏は初めて聴く。ショパンの全曲演奏は映像で聞いた。タッチがすばらしく溶けるような音色。ヴィルトゥオーゾでめっちゃ速くて、それなのに硬さを感じさせず夢のよう。美しすぎる!
後半 いよいよ「美しき水車小屋の娘」
快活に若々しく、希望にあふれて歌う。
恋の喜び
恋人を飽くことなく見つめる
ぼくのものだ!
<いったんそでにはける> パウゼ
恋人は緑のリボンが好き。
猟師
嫉妬とプライド
好きな色
悲しみ
嫌いな色
すばらしい!Ade
枯れた花
すごくゆっくり歌う。
前半の高音 ソット・ヴォーチェ
冬は去り、もう五月
「去り」で胸声の高音
声を張る
すばらしい!
入水
悲哀
星空に抱かれる
水底で。
川の子守唄
前半の曲のメロディライン
ピアノのリズミカルな響き、これは川のさざ波なのだ。強くなったり優しくなったり主人公を包む。
全曲了
大拍手
アンコールは魔王
父親と息子 魔王とナレーションの四役を見事に演じた。 すばらしかった。
Shevaibra