2018 年 7 月 8 日
13 時 30 分
14 時 0 分
2018 年 2 月 15 日
2018 年 7 月 8 日
ザ・フェニックスホール
530 - 0047
大阪府 大阪市北区西天満 4-15-10
ロミオとジュリエットのようなの目眩い恋の世界。古楽アンサンブルアントネッロと贈る、17世紀イタリア宮廷から古(INISHIE)の歌を。そして、今の縁(ENISHI)を繋ぐ日本の歌から華やかなオペラの名曲まで。福井敬と忘れられない一日をお届けします。
第1部 『INISHIEの楽』古楽アンサンブル《アントネッロ》を迎えて贈るルネッサンスの調べ"
*アマリッリ、美しいひと/G.カッチーニ
*音楽寓話劇《オルフェオ》より/C.モンテヴェルディ "天上の薔薇" "覚えているだろうか、影なす森よ"
第2部 『ENISHIの歌』"福井敬、縁を表す。"
*六騎/山田耕筰
*秋桜/さだまさし
*オペラ《アイーダ》より/ヴェルディ "清きアイーダ"
他
出演者
福井敬 テノール
古楽アンサンブル アントネッロ
(濱田芳通 コルネット リコーダー / 西山まりえ チェンバロ バロックハープ / 石川かおり ヴィオラ・ダ・ガンバ)
谷池重紬子 ピアノ
全席指定 一般 6,000円(ザ・フェニックスホール友の会会員 5,500円)
福井敬.net特別価格 一般 5,500円
ペア 10,600円
感想やメッセージは福井さんに転送し、本サイトに掲載させていただきます。
ただし、個々の感想に関する返信は福井さんに求めておりませんのでご了承ください。
自分の席に座る時に、、ヴィオラ・ダ・ガンバ側だったとわかり狙ったわけではないけれど、席の選択が正しかったことを悟った。
福井さんの明るい声の後に、石川さんのヴィオラ・ダ・ガンバの低音が良く聴こえてゾクゾクする。そうこうしているとチェンバロやリコーダーの音がキラキラ聴こえてくる。
歌とそれぞれの楽器の音を聴くたびに、いちいち「うわっ!」と驚く。
初めて、美しい音楽を聴いた時のように、心の中では大騒ぎを繰り返す。
すっきりと空っぽの体に、瑞々しい音色が満たされていく。
陽気で、楽しくて、切ない。切ないと言葉で書けば、一語なのに、
音楽で表現されると何十通りの切ないが表現される。
そして、体のあちらこちらに染みていく。
第一部が終了した時に、もうすっかり気持ちが高揚して、
大満足だった。
そして、第二部があるなんて、なんて贅沢なことなんだろう。
1曲目の日本歌曲は「六騎」これも、切ない歌。
日本版の切なさには、粋な心も入っていて、かっこいい。
「秋桜」「春なのに」福井さんの歌謡曲は、日常生活の記憶に真っ直ぐ
語りかけてきて心を揺さぶる。会場中にすすり泣きの声。
一転して、チマーラの「海のストロネッロ」
どこまでも深く海の青のグラデーションが続く絵画を見ているような
壮大な芸術作品。
実は、オペラアリア前のトークの時間に
ドンと縦揺れがあり、ちょっと不安になったのですが
大した地震ではなくて、演奏は続行。
お待ちかねのオペラアリア
「清きアイーダ」勇壮だけど透明感溢れる初々しい恋の歌に
のぼせてしまう。
「道化師」の激情!
声量があまりに凄くて鼓膜も体もビリビリする。
天変地異はホール内にあり。すっかり、地震のことを忘れてしまった。
アンコールは、「落葉松」、「誰も寝てはならぬ」
福井敬さんの七変化を存分に堪能させていただいて
感動も七変化でした。ありがとうございました。(YY)