2019 年 6 月 1 日
13 時 30 分
14 時 0 分
2019 年 1 月 15 日
2019 年 5 月 31 日
Hakuju Hall
151 - 0063
東京都 東京都渋谷区富ケ谷1丁目37-5
海を渡るINISHIEの楽
~大航海時代の音楽~
福井敬×アントネッロ、スペシャルリサイタル第二弾は、「海を渡るINISHIEの楽。大航海時代の音楽」と題して、ルネサンス、バロック時代のヨーロッパ音楽が、ナウ船に乗り、海を越えて世界中を行き来した模様をお届けする。福井敬×アントネッロといえば、昨年リリースされた、CD「アマリッリ麗し」~福井敬が歌う初期バロックイタリア古典歌曲集~ が記憶に新しいが、今回はイタリアに限らず、海に接したヨーロッパ各国、特に戦国時代の我々の先祖が耳にしたかもしれない、キリスト教聖歌、スペイン、ポルトガルのルネサンス音楽、オランダのバロック音楽、そして、それら南蛮渡来の音楽との関連性を探りながら、九州民謡、そして隠れキリシタンのオラショなども取り上げられる。更に、日本とは正反対に位置する南米にも、大航海時代に渡った同じ遺伝子を持つ音楽があった。ここで演奏される、まるでフォルクローレのようなペルーのバロック音楽の響きは、それがバッハと同時代である事がにわかに信じられないだろう。 遠い昔、海を渡った音楽に想いを馳せ、歌い奏する、福井敬とアントネッロのコラボレーション第二弾、乞うご期待である。
全席指定 5,500円
1、福井敬.net特別価格 5,500円→5,000円 ペア券9,600円(2名分)
2、e-pus https://eplus.jp/sf/detail/2806710001-P0030001P021001?P1=0175
3、Hakuju Hall チケットセンター 03-5478-8700
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ただし、個々の感想に関する返信は福井さんに求めておりませんのでご了承ください。
大航海時代にタイムトラベルして、潮風をあびながら、航海をしているようでした。子守唄、シャンソン、ルネサンス・スペイン歌曲、舞踏曲、次から次へと初めての風景が広がり、珍しいものがたくさん。初めて聴くけれどなぜか懐かしい、外国の歌なのに日本の歌にそっくりとワクワクしっ放し。
その中でも、本当に体がシビれました!日本民謡の「日向木挽歌」の福井さんの朗々とした歌声に。古臭いイメージしかなかったのに、日本民謡ってこんなにかっこ良いものだったなんて。ルネサンス音楽も良いけれど、福井さんとアントネッロの洗練された日本の民謡も、もっと聴いてみたいです。
後半、隠れキリシタンが歌ったオラショを元曲のグレゴリオ聖歌と聴けたのは、面白い。同じ歌なのに、最後は日本の歌にしか思えない不思議。濱田芳通さんの超絶技巧のリコーダー「英国のナイチンゲール」を生で聴ける贅沢さ。色々な国の人が登場する「船上の宴会」で自分が宴会に参加しているみたいに、すっかり盛り上がり、最後の最後でびっくり南米音楽。雰囲気がガラリと変わって、パプリカスパイスが香っているような濃厚な音楽。あまりに板についた演奏で本当はみなさま裏で違う名前で、ポンチョを着て南米音楽を演奏されているのではないかと疑ったほど。
アンコールは「ロミオとジュリエット」でロマンチックに締めくくられました。最初から最後まで、実際の旅行よりも何百倍の大興奮の旅でした。ありがとうございました。テレビの放映も楽しみです。(YY)
「福井敬×アントネッロスペシャルリサイタル」の予習に
アントネッロの「天正遣欧使節の音楽」のCDを聴いてみました。
すっごく面白い!!
知っているようで知らなくて、懐かしくて新しくて
えっ、どういう音楽なんだろう!?
好奇心にかられながら体全体が耳になってしまう。
ヨーロッパに赴いた天正遣欧使節の少年4人が聴いたであろう
音楽をアントネッロの濱田芳通さんがプロデュースしたCDです。
この時代の様々な音楽が日本の子守唄やら、西洋のダンス音楽やら
宮廷音楽やら宗教音楽、民衆の流行歌がぎっしり詰め込まれて
飽きることなく聞き惚れてしまいます。
全ての音楽が天正遣欧使節の物語のために作られたものではないのに、
映画のサントラ盤のように場面場面の感情や状況がぴたりと合って
表現されていて、この選択はすごいなあと思いました。
6月1日はこのCDに収録されている音楽も演奏されるようですし、
もっとその世界から広がりがあるようで、どんな演奏会になるのか
今から気持ちが高揚しています。
演奏会に行く方は絶対!行かれない方にもお薦めです。(YY)
CD情報