2015 年 10 月 4 日
13 時 0 分
14 時 0 分
2015 年 4 月 18 日
東京文化会館 大ホール
110 - 8716
東京都 台東区上野公園5-45
オペラ全3幕 <舞台上演日本初演>
日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
原案:フーゴ・フォン・ホーフマンスタール
台本:ヨーゼフ・グレゴール
作曲:リヒャルト・シュトラウス
スタッフ
指揮:準・メルクル
演出:深作健太
装置:松井るみ
衣裳:前田文子
照明:喜多村 貴
合唱指揮・音楽アシスタント:角田鋼亮
演出助手:太田麻衣子
舞台監督:八木清市
公演監督:大野徹也
キャスト
配役
ユピテル 小森輝彦
メルクール 児玉和弘
ポルックス 村上公太
ダナエ 林 正子
クサンテ 平井香織
ミダス 福井 敬
セメーレ 山口清子
オイローパ 澤村翔子
アルクメーネ 磯地美樹
レーダ 与田朝子
ほか
合唱: 二期会合唱団
管弦楽: 東京フィルハーモニー交響楽団
やむを得ない事情により出演者が変更となる場合がございます
感想やメッセージは福井さんに転送し、本サイトに掲載させていただきます。
ただし、個々の感想に関する返信は福井さんに求めておりませんのでご了承ください。
福井さんがメッセージで「素晴らしい音の洪水の中にいる感じです!」
とおっしゃった通り、1,2幕は輝く黄金の音の洪水に身を浸しました。
キラキラキラキラ贅沢な響きにうっとり。
ミダス役の福井さんは、王女・ダナエの愛をかけて
神様ユピテルと争ったのですが
20代前半にしか見えない立ち居振る舞いにまずびっくり。
神様にも勝つほどのイケメンぶりで
久しぶりの若者役がますます素敵でした。
ダナエが自分ではなくミダスを選んだせいで
ユピテルの怒りが爆発し、
3幕めは、東日本大震災を模した破壊された世界が表れました。
平穏で温かく胸にギュッと懐かしさがこみ上げる、
と同時に希望の光が見えてくる音楽に包まれて
黄金の贅沢な気持ちが一転して、普通の日常生活の貴さを思い出しました。
でも、このオペラのテーマ「黄金より愛」なんておとぎ話にすぎないのでは?
と思っていたら現実的に説得力があるこの演出!
ダナエとあばら家で暮らし始めたミダス役の福井さんが
嬉しそうに洗濯物を干すシーンを見て
この夫婦は貧乏でも幸せに暮らしていけると確信しました。
加えて、このオーケストラの豊かな音色が心の中にいつも鳴り響いていたら
どんな生活も幸せなんだろうな。YY