2016 年 9 月 11 日
13 時 0 分
14 時 0 分
2016 年 4 月 2 日
東京文化会館 大ホール
110 - 8716
東京都 台東区上野公園5-45
ライプツィヒ歌劇場との提携公演
東京二期会オペラ劇場 主催:公益財団法人東京二期会
オペラ全3幕 日本語字幕付き原語(ドイツ語)上演
台本・作曲:リヒャルト・ワーグナー
[スタッフ]
指揮: ヘスス・ロペス=コボス
演出: ヴィリー・デッカー
演出補: シュテファン・ハインリッヒス
舞台美術: ヴォルフガング・グスマン
照明: ハンス・トェルステデ
音楽アシスタント: 角田鋼亮
合唱指揮: 大島義彰
演出助手: 家田 淳
舞台監督: 幸泉浩司
公演監督: 大野徹也
[配役]
トリスタン:福井 敬
マルケ王 :小鉄和広
イゾルデ :池田香織
クルヴェナール:友清 崇
メロート:村上公太
ブランゲーネ:山下牧子
牧童:秋山 徹
舵取り :小林由樹
若い水夫の声 :菅野 敦
合唱: 二期会合唱団
管弦楽: 読売日本交響楽団
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なんと言っても3幕目は別次元の素晴らしい舞台でした。
福井さんの緊迫した歌。舞台から一瞬たりとも目が離せなくなりました。
トリスタンの歌を聴くと、一瞬、一瞬が苦痛で、一瞬一瞬が甘美。
一緒にイゾルデをじりじりと待ちわびざるをえなくなる。
早く!早く!ああ・・・!
トリスタンの死に、イゾルデの心同様押しつぶされました。
最後のイゾルデの歌。胸にせまりました。私には、見えました。
イゾルデが歌うようにはっきりとトリスタンの微笑む姿が。
どんどん高まっていくオーケストラの音楽。
舞台の上は光と影がぐるぐる回る死の世界。今まで体験したことのない感覚。
彼岸の世界に私も足を一歩踏み入れてしまったのではないだろうか。
これ以上、この歌と音楽を聴き続けたら、気が狂ってしまう。
幕が降りる。涙がどっと溢れ出す。深呼吸を繰り返す。頭と体の中は空になった。
媚薬を飲まされたのは私。ワーグナーの音楽は血にからみつき、体の中をぐるぐる回る。
何も手につかず、嬉しくて辛い音楽を今も求め続けている。(YY)