インタビュー

福井敬さんインタビュー②「来年のオペラは・・」

(2006年12月27日 08:40)

12月26日の第九の演奏会の後、福井さんに来年のオペラの予定についてお聞きしました。


ー来年のオペラの予定はもう決まってらっしゃいますか?

そうですね。2月に「ダフネ」と、9月に「仮面舞踏会」ですね。それから、11月にはびわこホールで「皇女様の誕生日」があります。

ー「ダフネ」はどんな感じですが?

ダフネはシュトラウスの大変なオペラで・・。でも音楽はほんと、すごい素敵ですよ!でも、とにかく歌が1曲、1曲が長いんですよ。だから歌いだすと10ページぐらいとか平気であるんです。それで、今ねえ、それをどうやって覚えてったらいいんだろうか、とか・・(笑)。それに、テノールにとっても高い音がずーと続くんでね、たいへんなんですよ。

ーCDを聴いたのですが、ソプラノの方も高い音ばかり続いて大変ですね~。

ああ、でも、この前ソプラノのダフネを歌う釜洞さんと一緒に練習したんですけどね。もう、彼女完璧でしたね。音も完璧だし・・。フォームがしっかりしているから、すごくカチッと歌ってましたよ。もう、全然かなわないかな~。

ーダフネはドイツ語ですよね。

そうなんです。うん、ようするにドイツ語のさばきが難しいんですよ。(エッ、福井さんでも~?)ドイツ語は全くの我流って言うか、適当ですから・・。

ー「ダフネ」の後は、9月に「仮面舞踏会」ですか。

二期会の公演で、上野の文化会館であるのかな?9月の4日から9日まで。ダブルキャストですから、そのうちのどちらかで・・。「仮面舞踏会」はベルディのオペラで、話がなかなか大人の話なんで・・・。大人のオペラっていう感じですかね。まあ、「ダフネ」も大人の話なんですがね。

ーその後はびわこですか?びわこホールオペラは若杉さんのヴェルディシリーズが終わって、今年から沼尻さんが音楽監督に就任されて、最初の作品ですよね。

ええ、11月の25日がびわこホールで、「皇女様の誕生日」ですね。これは、以前同じ沼尻さんで、東フィルの「オペラコンチェルタンテ」というシリーズがあって、演奏会形式でやりました。演奏会形式も音楽の純粋が部分が楽しめて面白いですがね。でも、今回は完全に上演っていう形です。あれも、歌うのが大変なんで・・。それに、小人っていう役なんでね~。、演出がどういう演出になるのかなぁ。

ー来年も福井さんのオペラいっぱいあって楽しみですね。どうも、ありがとうございました。

福井さんへは、今後も不定期ですがインタビューしていきます。福井さんへの質問などがありましたら、是非、問い合わせフォームでご投稿ください。インタビューのときの質問にさせていただきます。