3月19日 アジア3大テノールー読者の方から熱い感想紹介します。
(2009年3月24日 10:20)感想の投稿ありがとうございました。皆様の思いは、早速福井さんにもお伝えしておきます。
3月19日、サントリーホールでのアジア3大テノールの競演は、大いに盛り上がり、楽しめました。中国、韓国の方もそれぞれ美声で、特に中国のシュー・チャンという方は、ウルム歌劇場の専属とのことですが、なるほど、色々な役に対応できる感じでした。
あれから4日経ちますが、私の頭の中では、カタリカタリのメロディと情念が折に触れ蘇って来ます。アンコールなどで良く聴きますが、あのように万感こもる表現には出会えません。又、「妙なる調和」ではそばに肖像画が掛けられているような錯覚にとらわれました。福井さんの演奏会では必ず一曲、後々まで鮮明に印象に残っている場面があります。
昨年の紀尾井ホールの「ペトラルカのソネット」では曲を知らないのにも拘わらず、突然目の前の光景とは別の世界が開け、オーラが飛んできました。10月の町田、「まちぼうけ」、面白おかしく聴いているうちに、時間の経過にはっと気づき、目の前に開かれた荒れ野、今でも鮮明に目にすることが出来ます。極め付きは「ダフネ」!終幕近くの立ち姿に「やっていることはくだらないけれど、やはり彼は神であった」と感じた瞬間は私の宝物です。
カタリ、カタリも大切な思い出になるでしょう。中国、韓国の歌手のフアンの方達もそれぞれ満足されたでしょうが、身びいきをするなら、舞台での立ち居振る舞いは、福井さんがあかぬけていた、と言いたいところです。最後に、3人で歌われた時に、最後の音を福井さんが他の2人より高い音程で納めたのも、やった、と思いました。ミーハーも極まる?
琵琶湖ホールの「トウーランドット」、一幕で登場した時の情熱と言うか、前に進んでいくエネルギーのみなぎる若々しさが印象に残っています。私の理想はモーツアルトの「欲を言えばドイツリートも」歌えるテノールですが、4月の埼玉ではモーツアルトを歌って下さるそうで、今から楽しみに致しております。仕事に追われて遅れ、又、長くなってしまいました。
(匿名希望 Fさん)