レビュー

福井敬テノールリサイタル 皆様からの感想

(2009年9月 5日 13:10)

皆様から寄せられた暖かい感想をご紹介いたします。細かくリサイタルの様子をお伝えくださった方もいらっしゃいます。皆様本当にありがとうございました。


 

今日9月5日カザルスホールのリサイタルから今かえりました。 素晴らしくて、この世のものとは思えない時間でした。福井さんの歌われる主人公のみんなに恋焦がれてしまい身が持ちませんでした。CDにサイン、一緒に写真撮影、握手と夢のような思いを持って、三浦の家に戻り、ネットをみてまだうっとりしています。 体中が楽器でした。生身の人間の方が楽器よりすごいと思ったのははじめてです。これからも伺える限り福井ワールドに浸りたいとおもいます。お体に気をつけてください。ありがとうございました。(9月6日 M.Yさん)

 土曜日は皆様お疲れ様でした。あまりに素晴らしいコンサートだったので、マネジメントの皆様の喜びも大きかったかと思います。ネットのSNS(共用ブログのようなところ)で、「至福のリサイタル」と題してリサイタルのプログラムやオフ会の模様を日記にしたところ、数名から「そんなに素晴らしいなら今度私も行きたい」とのことでした。今度は可能ならお手伝いさせていただきたいです。またよろしくお願い致します。(9月7日 K.Tさん)

いつも凝ったプログラムを作られる福井さんのリサイタル。
今回のプログラムの前半のテーマは「海と星」だそうです。
冒頭から3曲はイタリアのチマーラという作曲家の明るく華やかな海、星の曲。
次の3曲の日本歌曲はチマーラと同時代の日本の作曲家の曲ということでした。
日本の暗い演歌みたいな海の歌よりは、明るいイタリアの海の方が断然好きに決まっていると思っていましたが、福井さんの歌を聴いて、 ーかっこいいー 気付くと、日本の海に心酔している自分がいました。こんなに暗いと思っていた日本の海が快いとは!もっともっとこういう曲調の歌を聴き続けていたいと思いました。
「かなしくなったときは」からはもう、泣かせる歌の連続で、「死んだ男の残したものは」では、あちこちですすり泣く声が・・。ぐっとこらえた後で「小さな空」。ふっと心がゆるんでとうとうほろりと涙ぐんでしまいました。その「小さな空」の歌詞にも星がきらりと輝いていました。すべての歌の中で海と星の宝探しをしているようなとても素敵な構成のプログラムでした。
後半は贅沢にオペラのアリアがたくさん!!
「清きアイーダ」が大好きなので、念願かなって聴く事ができて
こんなに嬉しいことはありませんでした。
福井さんは、オペラで自滅していく主人公を演じるのが好きだとおっしゃっていましたが、アイーダのラダメス将軍はいかがなのでしょう。ぜひ、アリアもまた聴きたいし、オペラも観てみたいです。
最後の「さとうきび畑」は皆で合唱でしたが、少し歌ってみたら予想以上に気持ちが良くて、今日は一日中歌を歌っています。素晴らしいコンサートをありがとうございました。
今回は知人を大勢誘いました。
家族ー聴きなれているCDの曲「誰も寝てはならぬ」 「マリウ、愛の言葉を」がやはり良かったそうです。
初めて来た学生時代の友達4人ー日本の歌が好評でした。「オテロ」も行こうという話が出ているそうです。
合唱経験のある会社関係の年配の男性ーあまりの美しい声に思い出すたび、涙が出るそうです。(9月8日 Yさん)
 

とても感情のこもった素敵な歌声に感動いたしました(*^▽^*)リサイタルは、身近に感じられるので、とても楽しい時間でした(^^)8歳の娘はマリアの演出とても気に入り、1階の通路側席でもっと身近に感動を味わいたかったそうです。次回も楽しみにしております(*^^*) (M,Kさん)

とても素敵なリサイタルとオフ会に参加することができ、感謝でいっぱいです。会場も良かったですし、福井さんとみなさんのあたたかな雰囲気のなかで夏の終わりの数時間を音楽と共にすごすことができました。また、このような会が開かれることを心から願っております。(Y.Iさん)
 

福井さんは 前に若杉弘さんを師匠だとおっしゃっていましたが、その大切な先生を亡くされてどんなにかお力落としのことと思って、今回のリサイタルもどんな思いでなさるかと案じておりました。
プログラムで 「悲しくなったなったときは」や 「死んだ男の残したものは」など歌われて、私は若杉さんへの思いがこもっていたように思いました。私の思い過ごしかもしれませんが聴きながら涙がでてしまいました。
後半では 聴く者を 和ませる楽しい演出とともに数々のアリアで 福井さんのお声と表現力に 圧倒され 感動し生きていく力をいただきました。本当に幸せな時間でした。
お疲れのところ サインまだしていただき とっても 嬉しく思っています。今年は琵琶湖ホールでトゥーランドットを拝見しましたがもし、関西にまたお出でいただければと 願っております。
長々 勝手のことを書かせていただきましたが心からお礼申し上げ またの機会を 楽しみにしております。(A.Kさん)


 
日本の歌もこんな風に変わるのだと思いましたし、「死んだ男の残したもには」は涙が止まりませんでした。アンコール曲も大好きな曲ばかりで、落葉松は聴く度に違った感じがいたしました。久しぶりに感動いたし昨夜はなかなか寝付けませんでした。本当にご苦労様でした。また次回を楽しみに致しております。(C.Hさん)
 

ほんとに素晴らしいコンサートでした。たくさんのアンコールにお応えになり、長い時間ほんとに大満足でした。更には、ピアノの河原さんの素晴らしいこと、もうピッタリの伴奏でした。ソロのピアノをお聞きしたいと思うほどでした。ひとつだけ残念なことがありました。マイクの調子が悪かったのかあるいは出力が低かったのか、お話が良く聞き取れませんでした。江川さんとのお話も良く分からずじまいでした。福井さんのお話はいつも楽しいのですが・・・ 

本当に幸せなひとときをありがとうございました。昨年の第一回も参加して,今回は友達を二人誘いました。二人とも喜んでくれて,次の機会にも是非といわれました。福井さんの出演する音楽会はできる限り行ってますが,いつも帰りには心が暖かくなっています。

「福井敬テノール・リサイタル」ほんとうにすばらしいものでした。妻と行くはずでしたが、都合が悪く急遽私の姉と出かけました。姉は初めて福井さんの歌声を聴きましたが、感動していました。前半の「死んだ男の遺したものは」では、涙を流していました。いつ聴いてもすばらしい歌声です。ぜひ、またこのような機会を催してください。(S.Sさん)

今回のコンサート、福井敬様の歌を堪能させていただきました。目の前で歌ってくださったこともとても印象深く、全身ですばらしい声を浴びることができ至福のひとときでした。  オペラの曲はもちろんのこと、日本の曲、特に武満徹の「死んだ男の残したものは」や「さとうきび畑」などは福井様の思いや生き方、お人柄を想像でき、コンサートに行かせていただいてよかったと心から思います。
ほんとうに素敵な時間をありがとうございました。(Y.Yさん)

今回は、プログラムに福井さんご自身の意思が強く感じられました。
前回はファンからのリクエストを汲み取って下さり、それはもちろん幸せなことでした。
今回はプログラムにストーリーがあり、聴く者にまっすぐ届くように感じました。
言うまでもなく、それは演奏が素晴らしかったからですけれど。
 
最初から最後まで感激し通しで、後半のアリアでの福井さんの底力には改めて圧倒されました。
 
またこれまでに増して日本歌曲に感銘を受けました。
日本歌曲の中に強い情念を持ち込むのは如何なものか、と言う方が時々いらっしゃいますが、私はそれについては疑問符です。
福井さんは、強く激しくまた繊細に、しかもそれに溺れきってしまうことはなく、私達の心は直接揺さぶられました。
今回のような「感動の共有」の幸福感を味わえることは、滅多にないと思います。
 
河原さんのピアノがまた素晴らしく、多彩な音、豊かなご自身の表現、それが福井さんの音楽に融合していたのではないでしょうか。
私達はなんて幸せなんでしょう!深い音楽で至福の時を下さった、素晴らしいお二人の音楽家と、コンサートのためにご尽力下さった皆さんに、心から感謝の気持ちを伝えたいです。(A.Kさん)

「死んだ男の残したものは」「さとうきび畑」など、聞いていて涙も出てきてしまいましたし・・・。
一緒に行った母も大興奮で、「次回も必ず行きたい!」と申しておりました。次回も楽しみにしております!(Y.Aさん)


お蔭さまで楽しいひと時を過ごすことができました。何度聴いても福井さんは素晴らしいの一言です。(Y.Mさん)

素晴らしいプログラム構成でした。福井さんのコンサートは、知らなかった名曲を歌って下さって、新しい世界を広げてくれます。冒頭のチマーラの3曲は、コンサートへの期待にワクワクして、せき立てられるような逸る気持ちを柔らかくそっと包み込んで落ち着かせてくれるようでした。空に輝く星・・暗い海面を照らす星の煌き・・・ホールの空気が浄化していくような美しい歌声にゆっくりと息をしながら、チマーラのオシャレな海辺の世界を堪能しました。日本の歌曲ー今まで苦手と思っていましたが、福井さんが歌われるとなんて素敵に聞こえるんでしょう!メロデイーの美しさ、そして福井さんは歌詞をハッキリ、しかも情感込めて丁寧に歌われるので、情景が目の前にクッキリと立ち上がってきました。タケミツの曲では涙がこぼれました。後半は、テノール聞かせどころの歌曲や重量級のアリアを連続で。次々と打ちあがる花火のように贅沢で華やかな時間でした。福井さんの『清きアイーダ』を聞けて嬉しかったです。『ウエルテル』を歌う福井さんの熱情が会場に漲って体が熱くなり、『道化師』では一転して悲劇のどん底に突き落とされ、『トウーランドット』では美声の炸裂で、椅子ごと後方へ吹き飛ばされたかのような迫力でした。アンコールでは、大好きな『落葉松』を歌って下さって感激でした。最後は全員で、『さとうきび畑』をざわわ・・・と。一曲でも多く福井さんの歌を聞きたいのに!と思っていましたが、遥か天上世界まで舞い上がってしまった心のクールダウンの為に必要だったんですね。感動のステージが終了し、陶然とした虚脱感で今もうっとり、ふわふわしています。(C)