ディスコグラフィ

【日本歌曲CD製作レポート】No.3

(2010年10月 1日 14:43)

こちらは、「宵待草」の楽譜です。大正ロマンを代表する画家、詩人の竹久夢二の作詞です。決して手に入れる事の出来ない恋実ることなく終わったひと夏の恋が 宵待草の詩になりました。「宵待草」は月見草のことです。
 

待てど暮らせど 来ぬ人を

宵待草の やるせなさ

今宵は月も 出ぬそうな

                                           

 

                              

福井さんがいつものように思いをこめて歌われて、感動して聞いていたら、ディレクターから鋭い一言が。「ちょっと、リット(リタルダント)がかかりすぎて、テンポが押してるようですが。」

 

 

 

「それから2番の伴奏ですが、1番と同じだと単調になりませんか?ちょっと聞いていただけませんか?」

ライブで聴くのと違って、CDは音だけ。そして、何度も聞く物なので、録音で感動しててはいけなかったのです(笑) こんな曲こそ冷静に録音。

    

 

谷池さん。「ここは、アルペジオじゃなくて、和音のほうがいいかしら?この音は、こっちのほうがいい?」

 

 

 

 

 

 

福井さん。「ここは、あんまりテンポを押さないで、すっきりいった方がいいかな?」

 

 

 

 

 

出来上がりはCDを聞いてのお楽しみ!