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1月14日 森 麻季&福井 敬 ゴールデン・デュオ・リサイタル

(2013年2月26日 06:19)

2013年1月14日(祭)会場:みなとみらい大ホール

•プッチーニ「妙なる調和」(トスカ) 福井敬

•ビキシオ「マリウ、愛の言葉を」 福井敬

•小林秀雄「落葉松」 福井敬

•武満徹「死んだ男の残したものは」 福井敬

•武満徹「小さな空」 福井敬

~~~~休憩~~~~

•シュトラウス「侯爵様、あなたのようなお方は」(こうもり )森麻季

•デュパルク「旅への誘い」 森麻季

•中田喜直「霧と話した」 森麻季

•山田耕筰「曼珠沙華」 森麻季

•レハール「唇は語らなくても」(メリー・ウィドウ) 森麻季・福井敬

•ヴェルディ「ああ、そはかの人か~花から花へ」(椿姫) 森麻季・福井敬

•マスネ「春風よ、なぜ私を目覚めさせるのか」(ウェルテル) 福井敬

•グノー「宝石の歌」(ファウスト) 森麻季

•ヴェルディ「女心の歌」(リゴレット) 福井敬

•プッチーニ「氷のような姫君の心も」(トゥーランドット) 森麻季

•プッチーニ「誰も寝てはならぬ」(トゥーランドット) 福井敬

アンコール

•ヴェルディ「乾杯の歌」(椿姫) 森麻季・福井敬

•岡野貞一「ふるさと」

この日は朝からまさかの大雪。桜木町の駅からランドマークタワーに着くまでが、大変な道のりで、雪に凍え、暴風で髪の毛はめちゃくちゃ。やっとのことで会場に着くと大雪のため森麻季さんの到着が遅れ、いつ頃到着するか見通しがたたないというアナウンスが流れました

14:30開演時間だったのを延ばし、結局15時から福井さんだけでコンサートが開演しました。福井さんファンとしてはラッキー!!大ホールでのソロリサイタルみたい。暴風雪を一瞬で別世界に変えたホールに広がる魅惑的な声にうっとり。トークも長めで嬉しい。「私は嵐を呼ぶ男と呼ばれていますが、2年前に森麻季さんとご一緒したコンサートも雪だったので、森さんは雪女かもしれませんね。」と会場を笑わせていました。

ピアニストは山岸茂人さんという方でいつものお馴染みの歌も全然違う雰囲気で新鮮に聴くことができました。ロマンチックな歌から、心にじんとくる歌まで福井さんの世界を十分に堪能できて、連続して聴くことができて良かったなと思いました。

第一部の福井さんのプログラムを全部歌い終えられたところで15:40。「只今、森麻季は横浜駅に到着し、こちらに向かっています。」とアナウンスがあり、20分の休憩。

16時より森麻季さんやっと登場。「あらゆる手をつくしましたが、こんなに遅れまして申し訳ありません。その分精一杯歌います。」温かい拍手に迎えられて第一部の歌を続けて歌われました。

やっぱり美人は良いですねー。見てうっとり。聴いてうっとり。歌う宝石みたい。

今度はすっかり森麻季さんの世界に没頭しました。

 そして、そのまま続けて第二部福井さんと森さん交互によるプログラム通りの歌。

それはもう華やかで。本来満席のはずの客席も大雪のため空席が目立ったけれど、会場は拍手喝采!熱気が渦を巻いていました。

森さんの「氷のような姫君の心も」を聴いて、トゥーランドットのオペラの場面を思いだし、涙が出そうになるのをぐっとこらえました。オペラの話は前後してしまうけれど、その後に福井さんの「誰も寝てはならぬ」。トゥーランドットの宮殿が見えるようなオペラの世界が出来上がったところでの感動!デュオ・リサイタルの醍醐味は二重唱だけでなく、オペラの世界をより感じられることだなと思いました。

歌手の方は大変だったかもしれないけれど、特別なことをしてもらったようで、雪の中頑張って来て得したなあと思えるコンサートでした。(Y)