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3月23日 ベルディオペラ「椿姫」 

(2013年3月25日 07:35)

神奈川県民ホールにて  「このオペラは、時代を問わず誰にでも起こり得る状況を描きます。」(音楽の友3月号、福井さんインタビューより)とのメッセージと共に、新たな気持ちでみた「椿姫」。演出も1960年代に読み替えられて、ベルサイユ風のひらひらドレスはなく、おしゃれでちょっと退廃的な印象の舞台。 なんか、上質のドラマを見ているような。それでいて、有名なアリアが目白押しで、聴きどころ満載。そして、最後はお約束の涙。何度見ても泣く不思議なオペラでした。今回はラストの演出が特に印象的で素敵でした。 やはり、福井さんのアルフレードは最高。「もう若い役は大変です。」とおっしゃっていましたが、いやいやどうして。イケメン、アルフレード。そういえば、アルフレードの年の割には第2幕のアリア「燃える心を」は、分別がありすぎの感じもしましたが・・・ やはり福井さんの洞察力の深さがこの表現を作ったのだと思いました。