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9月14日 「ワルキューレ」感想 (管理人より)

(2013年9月23日 20:07)

ワルキューレ2_R.JPG

いったい、福井さんって今何歳なんだろう?
ワルキューレのジークムントはきっと10代後半の若者の設定だったと思うけど、仕草といい、何よりも声がピッタリはまっていた。すごい!その前のホフマン物語も、20代の若者で、こちらもその声だったし。あの時は20才若くなった福井さん!なんて思っていたら、今回はそれ以上。すごい!

先ず、最近の福井さんは、この忙しい中でもますます進化している感じがする。おそらく、私たちには図りしれない驚異的な努力の賜物なのだろう。ここ数年、オペラは年3本のペース、そのほかオケとの共演やリサイタルなど、多忙を極める中で、年齢も言語もほんとに様々な役をやり続け、すべてに完璧。まだまだ来年のオペラも決まっているそうだし、私たちも楽しめるのがうれしい。

さて、今回のワルキューレも神奈川、びわこと両日聞いたけれど、正直言って、びわこが格段に良かった。ホールのせいもあるかもしれないが、回数を重ねて来てることも大きいのかも?特にオケがよくなったと思う。でも、私の好みでいえば、ワーグナーなんだから、もっと音楽にうねりがほしかった。あっさりしすぎてて、物足りない。歌手の方はみなさん健闘されてたのに、ちょっと残念。

でも、演出がとてもわかりやすくて、こんなにリングを身近に感じたのは、初めてだし。ヴォータンとブリュンヒルデの親子の物語だったんだという発見。そして、それに感動させてもらった音楽にブラボー!