2018 年 1 月 9 日
13 時 30 分
14 時 0 分
2017 年 7 月 10 日
2018 年 1 月 8 日
ハクジュホール
151 - 0063
東京都 渋谷区富ヶ谷1-37-5
「アマリッリ麗し」
~福井敬が歌う初期バロックイタリア古典歌曲集~
2017年11月10日発売
プログラム
アマリッリ麗し:ジユリオ・カッチーニ
簒奪者にして暴君/ジョバンニ・フェリーチェ・サンチェス
音楽寓話劇「オルフェオ」より/クラウディオ・モンテヴェルディ
“天なる薔薇よ” “憶えているか、ああ鬱蒼と茂った森よ”
他
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美しくて、情熱的で、品がありつつ、おちゃめなところも。アントネッロの素晴らしい演奏が、福井さんの色々な美点を引き出していました。
古楽の上品で淡いパステル調の色合いと、福井さんの強い極彩色の油絵具のような歌が一緒になって、どう聞こえるのだろうか…楽しみと、少しの戸惑いがありましたが、・・・全くの杞憂でした。 きっと当時の人たちも、演奏に決まりごとがあるわけでもなく、楽しんで自由闊達に奏でていたのでしょう。
濱田さんの清冽な笛の調べにすかさず呼応する福井さんの生き生きとした歌。 甘く誘うような西山さんのハープのみずみずしさに狂おしく応える福井さんの声。 白寿ホールに居ながらにして、木立から漏れる光の粒粒や、舞う花びら、天空から覗いている天使たちが 感じられる別空間にいるようでした。 贅沢で極上な音楽体験を、ありがとうございました。
初めて福井さんのコンサートに誘った友人は、「福井敬さんの圧倒的でありながら吸い込まれていくような 芳醇な声とアントネッロの絹のような艶やかな響き!夢のような時間でした」とうっとりしていました。 オペラ界の頂点を極めてしまった福井さんに新たな視界を提供した、画期的な企画だったのではないでしょうか。 (Collina)