ホール難民になりました

2018/08/01

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今年の福井敬スペシャルリサイタル 11月17日(土曜日)14:00開演 トッパンホール

いつも10月か11月の土曜日か日曜日のマチネ公演でやっていますが、今年は2012年から毎年お世話になっていた浜離宮朝日ホールを押さえることができませんでした。 福井敬スペシャルリサイタルは、まずは福井さんのスケジュールを押さえさせていただくため、1年以上前から日程を検討します。しかも、少しでも皆さまに気楽にお越しいただけるように、またお客様には年配の方が多いので、土曜日、あるいは日曜日の昼間の公演(マチネ公演)にしています。

昨年もいつものように浜離宮ホールへ予約の電話をしたのですが、取れなかった。

ホール難民!!!

昨年は初日がホールが休館で翌日から予約が始まったトッパンホールが奇跡的に取れました。 しかし、また今年も来年の浜離宮ホールの予約を取る事ができませんでした。

ホールの予約は大変です。

ホールと一口で言っても公共ホールと民営ホールでは随分違います。公共ホールというのは、〇〇文化会館とか、〇〇センターとかだいたい〇〇に地名がついているホール。民営ホールは会社の名前がついているホール(ヤマハホール、とか第一生命ホールとか、浜離宮朝日(新聞)ホール)とか。

予約のしかたは、公共ホールは大体1年前予約で1年前の応答月の初日に抽選。民営ホールは、1年6ヶ月前の応答月の初日に電話による早い者勝ち。

料金は、当然公共ホールの方が安く、大雑把に言うと、民営ホールの3分の1から4分の1ぐらいです。しかし、設備的には、特に音響に拘った室内楽専用のホールは公共ホールには少ないので、多少高くても民営の設備のいいホールで開催したいのです。

また、スケジュール的にも1年前だと福井さんのスケジュールが決まってしまっていて、せっかくホールを取れても出演者がいないと言う、笑えない状況できてしまうので、1年半前ぐらいが良いのです。

そうなると、民営ホールのこの早い者勝ち。これで、まさかホール予約に負けるとは。ショックでした、、、

ホールが消えていく。。。

なぜ、昔はそれほど苦労なくホールが取れたのに、いま取れないのか?

クラシックのリサイタルをするのに最適な室内楽専用ホールがなくなってきたのです。

千駄ヶ谷の津田ホールに行かれた方はあると思いますが、あそこは座席数 500席、豊かな音響と立地の良さで「クラシック音楽の殿堂」と親しまれてきました 。ですが、津田塾大学の都心の再開発のため、2014年に閉鎖。

また、有名なチェリスト、パブロ・カザルスの名を冠し、パイプオルガンまで有したカザルスホール(正式名称 日本大学カザルスホール)も日大御茶ノ水キャンパスの再開発に伴い、2010年に閉鎖。

どちらも、今までにスペシャルリサイタルで使わせていただホールです。 このように音響の良さと室内楽に最適な規模のホールが消えてしまっているのです。

そして公共ホールでも、今ホール改修時期にあたっているらしく、戦後の高度成長期 に建てられたホールが50年で大改修、その後バブル期に建てられたホールが20年で改装や耐震設備の導入など。

軒並みホールが閉館や休館されています。

遂に王子ホールが押さえれました

いろいろと調べていたら、王子ホールが1年3ヶ月まで予約でした。11月のコンサートとして8月1日が応答月初日になります。

これは、なんとしても予約を取らねばなりません。 10周年の次の年はホールが取れなかったからなしです。なんてシャレにもなりません。一応、人員は私とその他二人にお願いしました。どちらも、コンサートチケットゲットのプロ級です。

そして、本日。10時。10時前から電話の前にスタンバイして、5分前からかけ続けました。5分前はホールが電話をわざと受話器から外して話し中の状態にしておられます。そこからスタートして、どのタイミングでかかるのか?ドキドキ、ヒヤヒヤ。10時に繋がった!!と思ったら、何と既に先約があり、第1希望の2019年11月9日はダメでしたが、第二希望の11月16日(土曜日)ゲットできました!!!

ありがとうございます。 感謝!!