レビュー
二期会チャリティーコンサート
(2007年3月 9日 00:44)3月8日(木曜日) 新宿文化センター大ホール
このコンサートは財団法人東京二期会と、財団法人新宿文化・国際交流在団の共同主催だそうで、収益金の一部が社会福祉法人新宿区社会福祉協議会に寄付され、新宿区内の福祉サービスにまわされるそうです。と、言う事で、この演奏会のタイトルはすご~く地味だったのですが、なんと内容は、まるでニューイヤーコンサートのように、二期会を代表する実力も人気もある歌手の方がたが、12人も(ただし、お一人欠席でしたので11人)登場され、みなさんご自分の十八番のアリアを歌い、後半はオペレッタを演出つきで歌って下さるという、とても華やで豪華な内容でした。しかも、チケットもS席で4000円と超リーズナブル。このコンサートに行かれた方は、とてもラッキーでした。
さて、コンサートのプログラムです
J.シュトラウス「こうもり」から “公爵様、あなたのようなお方は” | 赤星啓子 | ||
ベッリーニ「清教徒」から “永遠にお前を失ってしまった” | 与那城敬 | ||
チレア「アドリアーナ・ルクヴルール」から “苦い喜び、甘い責め苦” | 板波利加 | ||
ドニゼッティ「愛の妙薬」から“ひそやかな涙” | 大間知覚 | ||
ウェーバー「魔弾の射手」から “しなやかな若者がやってくる” | 里中トヨコ | ||
ジョルダーノ「アンドレア・シェニエ」から “祖国の敵” | 成田博之 | ||
シャンパルティエ「ルイーズ」から“あなたに全てを捧げたその日から” | 林正子 | ||
ビゼー「カルメン」から“ハバネラ~セビディーリャ~ジプシーソング” | 小畑朱美 | ||
プッチーニ「トゥーランドット」から “誰も寝てはならぬ” | 福井敬 | ||
休憩 | |||
ライモンド「青い仮面」から“女の瞳にだまされるな” | 大間知覚 | ||
メサジェ「ヴェロニック」から “おいっちに! おっとっとっと!” | 里中トヨコ | 与那城敬 | |
シュトルツ「プラーターの春」から “ウィーンの音楽、ウィンナ・ワルツ” | 板波利加 | ||
カールマン「マリツァ伯爵令嬢」から “行こうヴァラシュディンに” | 赤星啓子 | 成田博之 | |
レハール「ジュディッタ」から “くちづけより熱く” | 小畑朱美 | ||
ベナツキー「君のために」から “君のために” | 与那城敬 | ||
レハール「ほほえみの国」から “きみはわが心のしすべて” | 福井敬 | ||
J.シュトラウス「ファニー・エルスラー」から “遥かなるシーヴェリング” | 林正子 | ||
レハール「メリー・ウィドー」から “女・女・女” | 大間知覚 | 福井敬 | |
成田博之 | 与那城敬 | 近藤政伸 | |
キュネッケ「女大罪人」から “いつもあなたに心は歌う” | 板波利加 | 大間知覚 | |
ツェラー「小鳥売り」から “チロルでバラの花を贈るときは” | 林正子 | 福井敬 |
「二期会チャリティーコンサート」について、福井さんからのメッセージ。サイトの読者の感想をいただきました。。
福井さんから
昨日はお越しいただきありがとうございました。オペレッタ特集で、いつもの私のコンサートとは違う雰囲気でしたが、いかがでしたか?皆様たくさんいらしていただきまして、本当にありがとうございました。
サイト読者の演奏会感想
昨夜のチャリティコンサートは本当に演奏者のどなたもすばらしく、そしておしゃれでとても楽しいステージで、期待していたよりももっと素敵な時間を過ごせました。出演の方々のレベルが高くて感激も大きかったですが、それにしても福井さんの圧倒的な歌唱、説得力、暖かさ・・・聴かせていただくたびに、音楽性とそれの基盤である研鑽、お人柄とからなる豊かな音楽とはこういうものかと感激と感動を新たにしています。その感動をエネルギーとしていただいて、私の仕事や趣味や人とのかかわりの中に注いでいます。次のコンサートまでCDを聴きながら、この豊かな気持ちを持ち続けたいのですが・・・福井さんに感謝をお送りし、ご健康を心からお祈りしています。(Y.Oさん) 2007年3月9日
福井さんの歌声が聴きたくて聴きたくて、コンサートをとても楽しみにしていました。福井さんの『誰も寝てはならぬ』は会場いっぱいに声が響きわたり、本当に胸に響いて感動しました。『女・女・女』は男祭り(笑)!といった感じで男声ならではの華やかさがあり、歌ありダンスありでとても楽しかったです。思わず歌いながら帰ってしまいました♪これからも応援しています!!(りえさん) 2007年3月9日
オペレッタ特集すばらしかったです。特にオペレッタをあまり観たことがないので日本語訳の歌で意味がわかり嬉しかったです。大好きな「きみはわが心のすべて」も日本語の詩が直接心に響きました。まるで自分が美人になったかのような心持ちになれて幸せでした。「女・女・女」も豪華メンバーでおもいっきり弾けていて、ワクワクしました。楽しい会話にクスクス笑ったり、ダンスのステップが素敵だったり、歌にうっとりしたりのコンサート、楽しくて楽しくてニコニコしながら帰りました。ありがとうございました。(Y) 2007年3月10日