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5月19日 福井敬&佐藤峰子 愛のコンサート(投稿Yさん)

(2013年6月 8日 14:39)

東日本大震災復興支援

福井敬&佐藤峰子 愛のコンサート

2013年 5月19日(日) 午後2時開演    ホテル一宮シーサイドオーツカ1Fカトレアホール

歌劇「リナルド」より  〝私を泣かせてください" (作曲 ヘンデル)  佐藤峰子

マリウ 愛の言葉を(作曲 ビキシオ)            福井敬

荒城の月 (作詞 土井晩翠/作曲 滝廉太郎)     福井敬

朧月夜 (作詞 高野辰之/作曲 岡野貞一)      佐藤峰子

待ちぼうけ (作詞 北原白秋/作曲 山田耕筰)    福井敬

飛騨高原の早春 (作詞 岩間純/作曲 小林秀雄)    佐藤峰子

悲しくなったときは (作詞 寺山修司/作曲 中田喜直)  佐藤峰子

死んだ男の残したものは (作詞 谷川俊太郎/作曲 武満徹)  福井敬

小さな空 (作詞:作曲 武満徹)         福井敬

― 休憩 ― 

ミュージカル「学生王子」よりセレナーデ" (作曲 ロンベルグ)  福井敬

鱒 (作曲 シューベルト)      佐藤峰子

つれない心 (作曲 カルディッロ) 福井敬

ズライカの歌 (作曲 シューマン)    佐藤峰子 

歌劇「リゴレット」より 女心の歌" (作曲 ヴェルディ) 福井敬

歌劇「トゥーランドット」より 〝誰も寝てはならぬ" (作曲 プッチーニ) 福井敬

アンコール   落葉松   (全員で) 見上げてごらん夜の星を

会場が遠いからどうしようと迷いつつ家から3時間かけて、千葉県の上総一宮駅に到着。すぐ近くに海があるせいか広々として空気がとても美味しく、心が晴れ晴れとしました。シーサイドホテルに着いて、屋上から海を眺め、ますます心も体もゆったり伸び伸び。リゾートホテルならでは、ロビーやコンサート会場にも光がふりそそぎ、潮風の音もときおり聴こえて、この上もなくリラックスしました。

そんな中で日本歌曲を聴かせていただくと

わっ!!

歌詞の中に出てくる自然がリアルにせまり、山や林や畑や海や川の野外で歌を聴いているみたいです。自然の中で気持ち良いなあと体から力が抜けている時に美しい歌を聴くと、光が体の中に満ちていくようで、ますますふわふわと気持ち良くて気持ち良くて、このまま体が溶けていく気がしました。

 今回は東日本大震災の復興支援が目的だそうで、福井さんの宮澤賢治「雨ニモ負ケズ」の詩の朗読にぐっときた後、引き続いて佐藤峰子さんの「悲しくなったときは」。佐藤さんの生き様を見せていただいたようで、大変感動しました。

会場に入った時に少し驚いたのは、どこからこんなにと思うほど、大きなホールが人でぎっしり埋まっていたことです。主催者のお話ではお客様は約400名だったそうです。第二部が始まって、福井さんが「学生王子」を歌いながら会場を回られると、あまりの圧倒的な声量に驚いて、その大勢のお客様のあちらこちらから、どよめきが起こり、次にそのロマンチックな美しい世界に気持ちがどんどん高揚し、最後には喝采の嵐!!私も何度聴いても歌の凄さに慣れることはなく、初めて聴いたかのように感動して、喝采の渦中にいました。もちろん、会場は最後までどんどん盛り上がっていきました。それで、また改めて福井敬さんの歌を聴くこと以上に心が繊細に動くことは他にはありえないなということ に気づきました。

2013-ichinomiya_R.JPG都会のビルに囲まれた音響が最高に良いホールも良いけれど、自然に囲まれたホール(今まで行ったホテルの会場の中では一番音響が良かったですが)の気持ち良さは想像以上でした。今度は迷うことなく駆けつけます。できたら、リゾートホテルにも泊まりたいな。(Y)