レビュー

リクライニング・クラシック

(2011年1月 8日 11:01)

第74回 テノールの日―誰も寝てはならぬ

1月8日 午後2時開演  午後5時開演  ハクジュホール 

ハクジュホール リクライニングコンサートは、会場後半の椅子がリクライニング状態になって、リラックスして、素敵な音楽を聴く。というコンセプトの音楽会です。寝てしまう人もしばしばとか。

しかし、この日のテノールの日 福井さんのテーマは「誰も寝てはならぬ」 ちょっとベタな題名ですが、最初からトゥーランドットの「誰も寝てはならぬ」から始まりました。

会場には、多数の福井ファンの姿があり、わずか1時間の演奏会でしたが、皆さま大興奮。寝るなんて絶対できない演奏会でした。

 collinaさんからのご報告です(ありがとうございました。)

 わずか一時間、10曲のコンサートでしたが、この日はお声の調子がとても良さそうで、素晴らしい歌声のシャワーをたっぷり浴びました。
2時の回は、3列目で聞きましたが飛んでくる声の力が強くて、痛いほど。歌声に、ホールの壁もビリビリ振動するほどです。
5時の回は、後方のリクライニングシートを倒して聞きました。
 

 白寿ホールのパンフレットに, あなたは聴きますか?それとも眠りますか?  とあるように、ゆったりと寛いで聴けるこのシートが好評のようでユニークな
経験でした。でも、1曲目に『誰も寝てはならぬ』という意表を突くプログラム構成で、とても寝てなんかいられませんでしたが・・・。
 

『星は光りぬ』・・哀切を湛えてセンチメンタルに、多少ナルチシズムを感じさせるこの歌を、福井さんが歌うと全く違いました。情熱的でありながら、激しい慟哭の歌。
激情に、ハートをぐっと掴まれたような感じです。
この日、初めて聞いた『ビコーズ』・・とても期待していましたが、期待以上に素敵でした。こうゆう曲を歌う時、福井さんの輝く、甘いお声が一際引き立つように思います。
ハイテンションな美しい歌を沢山聞いて、とっても元気に、満ち足りました。
(Collina)

終演後のサイン会。

新作CD「悲しくなった時は 福井敬、日本を歌う」の予約発売も行われ、この日の来場者の4人に一人が予約をしていったとか!!

福井ネットでも、予約受付しております。どうぞご利用ください。/old/2010/12/new_cd.html

写真提供 ハクジュホール

また、ハクジュホールのHPでも今回のコンサートの内容がご覧になれます。HAKUJU HALL スタッフ日記 http://blog.livedoor.jp/hakuju8867/archives/2011-01.html#20110108